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2019.02.21
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一軒家をリフォームする前に知るべき知識とその注意点について

一軒家をリフォームするメリット

建て替えとの比較

日本の住宅では、30年経過した住宅は老朽化しているので、その際には建て替えるという考え方が一般的でした。しかし、これからは、できるだけ住宅を「長く使う」という時代になってきました。スクラップ&ビルドの考え方からリフォームへの変化です。

欧米では、100年以上持つ住宅が珍しくありません。日本の住宅メーカーでも、できるだけ長く住める住宅を目指しています。建て替えとリフォームの選択は非常に難しいところではありますが、それぞれのメリットをまず知る必要があります。まず、建て替えとリフォームの大きな違いを簡単に比較してみましょう。

一軒家を建て替えするメリット

  • 間取りや設備の不満をほとんど解決可能
  • リフォームと比較して自由度が高い
  • ローンを組みやすい

一軒家をリフォームするメリット

  • 費用が安く、工期が短い
  • 必要な部分だけを改修できる
  • 建て替えに比べて税金の軽減ができる

リフォームで住宅を長く使うという考え方

一般的に、戸建ての住宅を新築で購入した場合には、その住宅の寿命がどれくらいかということについて考えることはあまりないかもしれません。現在、日本においての戸建て木造住宅の寿命は、30年程度と考えられています。しかし、新しく家を建てることだけでなく既存の住宅を長持ちして使っていくという考え方もあります。

これからの日本では何世代にも渡って家を使い続けるということが主流になっていくかもしれません。そもそも30年という寿命はどのような基準で判断されるのでしょうか。大きくは外見の見た目、2つ目に機能性、3つ目に耐震性です。

外見の見た目

「できるだけ見た目の良い家に住みたい」という気持ちは、誰もが持っています。そのため、見た目が劣化した家は取り壊されてしまいます。物理的な寿命とは直接関係がなくても、清掃や修繕で綺麗にならない一軒家は寿命だと考えられる傾向にあります。

家の機能性

家の機能というと少しわかりにくいのですが、大きくは「断熱性」と「気密性」の2つをあげることができます。日本の気候は四季の温度差が激しく多湿であるため、家の機能において断熱性と気密性の機能が低下した一軒家では快適な生活をすることが困難になります。

耐震性

日本は世界的にみても地震が起こりやすい地域です。そのため、地震に耐えられる家というのは極めて重要な機能です。耐震基準というものがあり、基本的にはこれを満たしていない一軒家は寿命が尽きていると考えられています。

このように家の寿命というものは判断されるのですが、これらの問題を解決する手段として建て替えでなくリフォームで改善していこうとする考え方もあります。設備の取り換え、間取りの変更、外壁の変更、屋根の変更、断熱材の投入、サッシの入れ替え、耐震リフォームなどを行うことでその一軒家の寿命を延ばしていこうとするものです。

単純に「古くなったら建て替え」という考え方よりも、住む人がその一軒家を長く大切にする意識を持つことが重要なのかもしれません。

一軒家のリフォームを行う前に知っておこう

ホームインスペクションとは何か

最近、よく聞かれるようになった「ホームインスペクション」とは何を指す言葉でしょう。日本語でわかりやすい言葉に置き換えるのであれば、「住宅診断」ということになります。住宅に詳しい専門家が、第三者的な視点で住宅の劣化状況などを採点するものです。人でいう「健康診断」と考えれば非常にわかりやすいでしょう。

住宅の欠陥や改修すべき箇所などのアドバイスを行います。診断の箇所は住宅の屋根・外壁・室内・床下などに及ぶため、建物のコンディションを把握することができます。住宅の売り出し前や購入前にこのホームインスペクションを行うことで、その住宅を判断する1つの基準を明確にできます。

アメリカでは既に住宅の売買の前には、7割以上の割合でホームインスペクションが行われており、日本でもその考え方が普及し始めています。ホームインスペクションを行う住宅診断士は、公認ホームインスペクター資格を所有しており、建築・不動産のプロフェッショナルです。

一軒家のリフォームを行う前には、客観的に「どの部分をリフォームしなければならないのか」を判断してもらうためにも、ホームインスペクションを利用するのも1つの手段です。自分で思うだけのリフォームを行ってしまっては、リフォーム後にトラブルになる可能性があるからです。安全のためにも利用を検討してみましょう。

一般的なリフォームする時期の目安

一軒家のリフォームには、その適切な時期というものがあります。もちろん、劣化状況などは、一概に使用年数で決定できるものではありません。しっかりメンテナンスしながら使用しているケースとメンテナンスがおろそかなケースでは、劣化状況は全く違ってきます。

しかし、1つの判断の基準として設備や一軒家の構造リフォーム時期を知っておいた方が良いでしょう。平均的なリフォーム時期の目安は下記の通りですので、リフォームを検討するひとつの目安としてください。

一般的なリフォーム時期の目安

  • 外壁…15~20年
  • 瓦屋根…20~30年
  • 金属屋根…10~15年
  • 窓…20~30年
  • キッチン…10~20年
  • 浴室…10~15年
  • 洗面所、トイレ…10~20年
  • リビング、居室…15~20年

また、1982年よりも前に建てられた一軒家の場合には、新しい耐震基準によって建てられていないために、耐震性に問題がある場合があります。その場合には劣化状況に関係なく、安全面から考え早期の手立てを検討する必要があるでしょう。

一軒家のリフォーム計画で注意すべき点

完成するイメージを持つ

一軒家のリフォームを計画するうえでは、まずその一軒家の状況を知ることから始まります。ホームインスペクションなどを行い、客観的な専門家の判断をしてもらうのが最適です。一軒家の状況がわからなければ、どの部分を優先的にリフォームすべきなのかが判断できません。

一軒家というのは高額な資産であり、リフォームでも相当な費用が必要となります。そのための前提として現状を把握しましょう。そのうえで、リフォームで「できること」を知る必要があります。マンションのリフォームと違い、一軒家のリフォームは、かなり自由度は高いのですが、法律に違反するリフォームは不可能です。

増築する場合には、建築面積や延床面、積斜線制限や日陰制限などの条件を満たす必要がありますし、間取りを変更しようとする場合には、柱や梁などの強度を損なわないように注意する必要があります。また、都市計画法に従い、構造や材料などの制限を守る必要があるのです。

その内容をふまえて、ようやくリフォームの計画を始めることができます。具体的な完成をイメージして計画していきましょう。5年先、10年、20年先に必要となる間取りや設備はどのようなものか。その完成をイメージさせるためにもリフォームの展示会などに足を運んでみるのも良いでしょう。

展示会場では実際にビフォー&アフターでその違いを知ることができますし、実際に設備などに手を触れることができるため、リフォームの完成をイメージしやすくなります。

家族のニーズを最優先させる

一軒家のリフォームでは、将来を見据えてその内容を計画することが重要です。インテリアやデザインなどの計画が楽しいので、ついそちらを優先させてしまいがちですが、まずは家族のニーズを最優先させ、リフォームの目的を明確にしましょう。一般的にリフォームを行う主な目的は、以下の通りです。

リフォームの主な目的

  • 家族構成の変化のために間取りを変更する
  • 家の機能(湿気、結露、カビ、採光、風通し)などを向上させる
  • 水回りを快適なものにする
  • 高齢者対応(段差解消、手すりの設置、動線の変更)のためのリフォーム
  • 設備を快適なものにする
  • 外壁や屋根のリフォーム
  • 内装のリフォーム

これらの目的で何を最優先させるのか、家族で話し合いましょう。リフォームは長期的な計画も必要ですので、家族全員の意見を出し合うことが重要です。

一軒家のリフォームの費用について

リフォームで必要な適切な費用を知るために

一軒家のリフォームの費用はその工事の内容により大きく変動します。例えば、水回りのリフォームは30~50万円(税抜)程度でも可能ですが、増改築を含むリフォームになると、数百万もの費用が必要になることもあるでしょう。一軒家のリフォーム工事のトラブルは、費用に関するものが非常に多いので注意が必要です。リフォーム業者に見積もりを依頼すれば、リフォーム費用を知ることができます。

しかし、業者による価格差が大きい場合には、どの業者が適正価格で見積もりをしてくれているのかがわからないので、不安になってしまうこともあるでしょう。そんなときに利用したいのがリフォーム相談機関である「住まいるダイヤル」です。

この機関は国土交通省所管であり、建築士にそのリフォームの見積をチェックしてもらうことができます。基本的にはアドバイスも無料で受けられるので利用を検討してみるのも良いかもしれません。

複数のリフォーム業者で相見積もりを行う

複数のリフォーム業者から相見積もりを取るのは、リフォーム計画をするうえで基本です。しかしながら、リフォーム費用が最も安い業者に決定するというのが、必ずしも正解ということはできません。「安い価格」をアピールしているリフォーム業者がある一方、「提案力」で勝負しようとするリフォーム業者もあるからです。

そのため、提示された見積書の内容をしっかり把握することが重要です。見積書は、リフォーム業者によって書き方には違いがありますが、できるだけ細かい記載をしてくれている業者だと安心感を抱けます。

単価、数量、商品名の明示は基本的なものですが、工事一式という項目で見積もりを出すリフォーム業者もあります。またリフォームにおいては諸経費が別途必要になりますので、諸費用がしっかり盛り込まれているのかを確認しましょう。リフォームの費用は、業者によってかなり変動があるでしょう。そのため、費用とプランの両面から検討し、何を優先させるべきかを明確にして判断しましょう。

一軒家のリフォームの見積もりは二段階になることが基本で、「概算見積もり」と「本見積もり」があります。リフォーム業者を選定する場合には「概算見積もり」で行い、業者が決定してから最終的な打ち合わせを行い、「本見積もり」で費用を確定させるという流れになります。一軒家でのリフォームの費用は高額になることも多いために、リフォーム業者の選定にはある程度の時間をかけ、冷静に検討するようにしましょう。

リフォーム業者との契約上の注意点

リフォーム契約の注意点について

リフォーム業者が決定したら、契約を取り交わす必要があります。契約は「建築工事請負契約書」により成立となります。当然ですが、必ず書類での取り交わしを行います。一軒家のリフォームにおいては業者でも想定できないこともあるために必ず書類での契約を行いましょう。

契約書には、工事見積書、仕様書、設計図面が添付されていることが基本です。大規模リフォームの場合には、打ち合わせ内容の議事録を添付することもあります。後に何かトラブルが起きたときのためにも、打ち合わせ内容のメモを残しておくことは基本です。契約書で注意すべき点は、以下の通りです。

リフォーム業者との契約で注意すべき点

  • 契約金額とその支払い方法
  • 工事期間と引き渡し時期
  • 工事・引き渡しが遅れた場合のルール
  • リフォームの保証範囲とその期間

契約書や約款は、非常に細かい文字で多くのことが記載されているため読み飛ばしてしまう人もいますが、全て確認するようにしましょう。

追加工事などの注意点について

一軒家のリフォームにおいては、当初に想定していない事態のため、追加工事が発生してしまうことがあります。追加工事が発生する場合には、必ず見積書を提示してもらうようにしましょう。実際に工事を行っているため、口約束での確認しか行わなかったがため、トラブルになってしまうこともあります。必ず書面で確認するようにしましょう。

また、リフォームを行っている現場に依頼者が見学に行った際に、思いつきで指示してしまったことが原因となるトラブルも実際に多いのです。この場合、現場の職人は、依頼者の指示を受け工事内容の変更を行いますが、その変更により工事に悪い影響が出てしまったり、予想外に高額な請求をされてしまったりする可能性もあるのです。

基本的には、追加工事そのものを避ける努力をすることが必要です。変更の必要がある場合には、設計者へ相談することです。また、金額を確認するようにしましょう。

知っておくべき知識とその注意点のまとめ

一軒家をリフォームする前に知っておくべき知識と注意すべき点は、たくさんあります。

  • リフォームは建て替えに比べて費用が安く、工期が短いとうメリットがある
  • 一軒家の寿命を延ばすためのリフォームという考え方もある
  • ホームインスペクションで住宅診断をしてもらうことで基準をつくることができる
  • リフォームをする時期の目安をある程度知っておいた方が良い
  • リフォームでできることを明確にし、完成をイメージすることが重要
  • リフォームする目的を明確にし、家族で話し合いをする
  • 費用を決め、複数業者に見積もりをしてもらいリフォーム業者を選定する
  • 契約は書面で行い、確認すべき点を全てチェックする
  • 追加工事が発生する場合にも必ず書面で確認する

一軒家のリフォームというのは、一家にとっても重要なものです。トラブルにならないためにも、事前に上記を意識してリフォームの計画をたてましょう。また、判断に迷ったときには相談して客観的な意見を聞くようにし、トラブルのない快適なリフォームを行いましょう。

一軒家をリフォームする前に知るべき知識とその注意点について

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